キロスのゲーム日記

ゲーム、TCGなど趣味の話

ヴァイスシュヴァルツのわかりにくいルール解説

ヴァイスをしていて頻繁に問題になるのが、効果解決とリフレッシュとレベルアップが被った時の処理の順番です。

慣れていない人は、クロック6枚で、デッキの最後の1枚をトリガーしてカムバックアイコンが捲れたときなどは、どのように処理すればいいのかわからなくなりますよね。


ケースバイケースの処理は公式サイトのQ&Aに書いてありますが、あくまでも全ての手続き処理はヴァイスの総合ルールに従って処理されます。

そこで、今回はルールブックに従って、ややこしい処理の正しい解決の仕方を説明したいと思います。

正確なルールを理解すれば、未知の局面に遭遇しても適切な処理が行えるようになります。


まず、ヴァイスの処理には、大きく分けて以下の三つがあります。

①割り込み型ルール処理 (総合ルール 9. ルール処理)
②チェック型ルール処理 (総合ルール 9. ルール処理)
③一連の処理


これらの処理を一つずつ説明していきます。


①割り込み型ルール処理

割り込み型ルール処理とは、特定の条件を満たしたときに、あらゆる処理に割り込んで即座に解決を行う処理になります。 (総合ルール 9.1.2.1.)


具体的には、

(1)山札のカードがなくなった際の、リシャッフル処理 (総合ルール 9.2.)
(2)クロック置き場に7枚上のカードが置かれた際の、レベルアップ処理 (総合ルール 9.3.)

の二つが存在します。

これらの処理は、唯一割り込みが発生します。

例 えば、クロックフェイズやカードの効果によって山札から2枚のカードを引く際に、山札にカードが1枚しか存在しなければ、1枚目のカードを引いた時点で (1)のリシャッフル処理の条件を満たすので、割り込みが発生して即座に山札を再構築してから残りの1枚をドローします。

ただし、リシャッフル処理を行った後のリフレッシュポイントの解決(リフレッシュダメージ)はリシャッフル処理には含まれず、後述のチェック型ルール処理に該当するため、何らかの処理中に割り込みは発生しません。

また、(1)と(2)の条件を同時に満たした場合には、プレイヤーの判断で好きな方から順番に処理を解決できます。

例えば、山札が1枚、クロックが6枚の状態で監督生リッカの効果を発動した場合、コストとしてデッキのカードをクロック置き場に置いた時点で(1)と(2)の条件を同時に満たすので、リシャッフルとレベルアップの順番を任意に選べます。



②チェック型ルール処理

次に、チェック型ルール処理ですが、こちらは、条件を満たした場合に割り込みは行わずに、チェックタイミングと呼ばれる処理タイミングまで処理が保留されます。 (総合ルール 9.1.2.2.)

具体的には、

(1)敗北判定処理 (総合ルール 9.4.)
(2)キャラのパワー不足処理 (総合ルール 9.5.)
(3)キャラの重複処理 (総合ルール 9.6.)
(4)クライマックスの重複処理 (総合ルール 9.7.)
(5)無所属マーカー処理 (総合ルール 9.8.)
(6)リフレッシュポイント解決処理 (総合ルール 9.9.)

が存在します。

これらの処理は、条件を満たした直後のチェックタイミングで同時に解決されます。

つまり、飛天無双斬を食らって、場のキャラ5枚がパワー0以下になった場合には、5回分の(2)の処理を同時に実行し、すべてキャラが同時に控室に送られるということです。

注意すべきことは、これらのチェック型ルール処理はチェックタイミングでのみ解決するので、他の処理に割り込めないという点です。

チェックタイミングというものは、プレイヤーが能動的に何らかの行動を起こす前後に必ず発生します。 (総合ルール 4.4.)
遊戯王の優先権の移り変わりよりも(多分)頻繁に発生しています。

なので、条件を満たしたのに不自然なタイミングまで処理が待機されるということはありません。
基本的に、何れかの一連の処理が終わった直後に解決されます。


具体例としては、山札が1枚の状態でキャラの効果によりカードを2枚引いて1枚捨てる処理を行う場合には、1枚引いた時点で山札が0枚になり、まず、割り込み型ルール処理のリシャッフル処理行います。
ただし、効果処理は一連の処理でありチェックタイミングは存在しないので、リフレッシュポイントの解決処理は保留されます。
そこで、中断されていたキャラの効果処理を再開し、さらに1枚を引き手札を1枚捨てた後のチェックタイミングで初めて、リフレッシュポイントの解決が行われます。



③一連の処理

最後に、一連の処理ですが、この名前自体は公式の用語ではなく、便宜上ここで使っている用語です。

この処理は、途中にチェックタイミングを挟まないプレイヤーが実行する一続きの処理になります。


具体的には、

(1)クロックフェイズのクロックとドロー
(2)キャラの登場とコストの支払い
(3)イベントカードの使用とコストの支払いおよび、効果の処理
(3)キャラの効果の発動とコストの支払いおよび、効果の処理
(4)アタック時のトリガーチェックとトリガーの効果解決

などが存在します。

これらの処理は途中にチェックタイミングが存在しないため、割り込み型のルール処理以外は、一切の割り込みができません。


特に注意すべき点は、トリガーチェックからトリガーの効果解決までが一連の処理になっているという点です。 (総合ルール 7.3.)

このために、デッキ1枚、クロック6枚の状態で、トリガーステップにカムバックアイコンをめくった場合には次のように処理を行います。

1.トリガー処理として、めくったカードを解決領域に置く。
2.割り込み型リシャッフル処理の条件を満たすので、トリガー処理を中断し、リシャッフルを行う。(リフレッシュポイントの解決待ちが発生)
3.リシャッフル終了後は、中断していた一連の処理を再開するため、この時点ではリフレッシュポイントは解決が保留される。めくれたカムバックアイコンの処理行うが、控え室にカードが存在しないため不発になり、捲れたカードをストックの一番上に置く。
4.トリガーチェック終了後にチェックポイントが発生し、保留中のリフレッシュポイントを解決する。
5.割り込み型レベルアップ処理の条件を満たしたので、即座にレベルアップが発生。


類似の処理として、ショットアイコンが捲れた後に、アタック時のダメージ処理で相手が山札の一番最後のカードがCXだった場合には以下のような処理になります。

1.一連の処理であるダメージ処理としてデッキの一番下のCXを解決領域に置く。(この段階ではキャンセルは発生していないので、ショットの効果は誘発していない)
2.山札がなくなったので、割り込み型リシャッフル処理を行う。(リフレッシュポイントの解決待ちが発生)
3.一連の処理であるダメージ処理を再開し、ダメージキャンセルが発生し、解決領域のカードを控室に置く。(この時点でショットアイコンの効果が誘発し効果解決待ち)
4.ダメージ処理直後のチェックタイミングで待機中のリフレッシュポイントを解決。
5.同じチェックタイミングで待機中のショットトリガーの効果を解決し、ダメージを与える。


自動能力は条件を満たした直後のチェックタイミングで解決されるので(総合ルール 8.5.1.2.)、キャラの効果によるショットでも同じ処理になります。


CXの効果はリフダメよりも優先されるというように雑に覚えていると、4.と5.の処理の順番を間違えてしまうので、ケースごとに処理を覚えるのではなく、ルールを理解しましょう。


遊戯王とは違って、ヴァイスは全てのルールがルールブックとカードのテキストに記載されているので、ルールさえ理解すれば確実に正しい処理ができます。
関連記事
関連するタグ TCGヴァイスシュヴァルツ
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

キロス

Author:キロス
ゲームやTCG、その他日常生活で気になった事の話をします。
主にFFの話をするつもりですが、色々なネタを書くと思います。

検索フォーム
全記事表示リンク